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ドラマ記 ネタバレしかない

姉ちゃんほしい(僕の姉ちゃん 見た)

 

ドラマ「僕の姉ちゃん」は、「これは、僕と僕の姉の、束の間の二人暮らしの記録です。」という弟の語りからはじまる、そのとおりのお話。

 

超よかった……。オープニングとエンディングもよかった!ハンバートハンバートの恋の顛末と、オカモトズのsprite

 

束の間の二人暮らしというのは、父親が海外に赴任するのに母親がついていったので期間限定ということで、両親が帰ってくるころにお話も終わる。

 

姉と弟はふたりとも会社員で、ふたりとも恋をしている。

弟は頼りなくて、ブナンな男子で、でも仕事を頑張っていて、優しい。

姉ちゃんは、女の「女」の部分をきちんと持ってて弟に対してそれをあけっぴろげにしていて、話がおもしろい。弟に、女子はね、とか女はね、とか、秘密をどんどんバラす。

彼氏じゃない人もデートをしちゃったりして、なぜそんなことするのか、弟に正論ぶって「弟よ、」とか話したりする。

 

こんなにみんなと見たくなるような話題(男と女と仕事と恋と)を扱ってるのに、でも夜中にひとりで見たくなるようなふしぎな作品だった。

 

あと出てくる人たちの服がぜんぶかわいくて最高。弟が着てたしましまのTシャツカラバリでほしい。

あと家もすてき。鵠沼駅から歩いたところで、たぶん海にも歩いていける。古い一軒家で冬は寒そうだけどお庭もついていて、縁側でワイン飲んだりしてて、いいな〜〜!

 

ふたりとも毎日、恋になやんでため息ついたり仕事がうまくいかなくて落ち込んだり、上司に怒ったり、デートが楽しくて機嫌が良かったりとても忙しい。

夜ごはんはそれぞれ自分の分を用意するんだけど小さなローテーブルで向かい合っていろんな話をする。

 

ふたりの超いいなと思ったところは、どちらかが話を聞いて欲しそうな素振りをするときちんと「なに?なんかあったの」って面倒くさそうに聞いてあげるところ。時々デザートとか買ってきて、なんとなくはげましてくれる。

恋人同士だったらこうはいかないよね〜

 

忘れたくなかったやりとりやセリフを書いてもう終わりにします……

 

 

「ほうれん草湯掻いてる、ってなに」

「え?こういうかわいい感じうけるかな〜って」

「そういう女のこと全否定してなかった?」

「恋愛対象じゃない人になら、いいの」

「え?なんで恋愛対象じゃない人にそんなことすんの」

「人生の………アクセント?」(わかる)

 


「あんたのいいところは、別にあんたが知らなくたっていいんじゃないかい?」(泣)

 


「なんのためでもないのが恋。でしょ」(すばらしすぎる)

 

 

「運命の反対語ってなんだとおもう?」

「自由」(即答なのがかっこいい)

 

 

「ストールの巻き方の本を持っている姉ちゃんの、ストールの巻き方はいつも同じです」(これが姉ちゃんの人となりをとても表しててよかった)

 

 

「(自分にしかできないことなんてなくても、)絶対やらないことを、決めることはできるんじゃない?お世辞を言わない、とか。長い時間かけて、自分の売りにしていくわけさ」(泣)