男子小学生のこころ(直ちゃんは小学三年生 見た)
直ちゃんは小学三年生は、小学三年生の直ちゃんとその友達のきんべ、てつちん、山ちょの日常を描いたほっこり系のお話。なんですが、直ちゃんは杉野遼亮、きんべは渡邊圭祐、てつちんは前原滉、山ちょは竹原ピストルと、大人が本気で子どもを演じているふしぎドラマ。
オープニングがまたokamotosでね!超よかったです。映像も。
しかしね、はじめこそ、どう考えてもランドセル小さすぎでしょ!と思いながら見てるんだけどだんだん本当の小学生に見えてくる……俳優さんってすごい……
とにかく、良いドラマだった。というか男子小学生に対する憧れが溢れた。
なんなんだろうこれは、ただの小学生の日常を見せられてるんだけど、あのなんともいえない子どもながらの強がりだとか言いたいことうまく言えなかったりとか、毎回ちょっとウルっとくる。
まず3話目がとても好きでした。
これはわかりやすく女子と男子の話で、女子が学級委員の交代を求め、男子とバトるお話。
ゴミ拾いのシーンでは「もう!男子も手伝ってよ!」もしっかりありました。後々この「手伝って」っておかしいよね、もともとみんなで一緒にやることなのに。って塩山さんが言うんですね。感動した。
この回は山ちょの優しさと直ちゃんの素直さがよ〜く見えた回で、わたしは2回泣きました。
なんで女子って先に大人びてしまうのかな?もちろん女子だって小学三年生じゃまだまだガキンチョのはずだけど…ズルくない?男子!いいなー
小学生ってなんであんなキャラ立ちするのかな?クラスの中で自分がどんなキャラとして存在すべきか、どうやってなら存在できるかずっと実は考えてるのかな?
わたしは小学生のときエセ優等生をやってたけど、もしもう一回やり直すならちょっとアホで心優しい足の速い男の子になりたい。全員そうだとおもうけど。
全然関係ないけど、恋するなら相手の小学生時代を想像できる人としたい。
鼻の穴に砂いっぱい入ってたり、ズボンのおしりに穴空いてたり、謎の遊びで友達と揉めてピーピー泣いてたりする姿を想像できるかどうかは大事だと思うな……みんながみんな鼻の穴に砂入れてはいないと思うけど……
もちろん子どもは素直な分残酷なところもある。てつちんのお兄ちゃんのことをてつちんの前で悪く言ったりとか(隠れて言うよりいいけど!)、家柄のことをどうやら言ったりとか。
でも子どもの頃にされて嫌だったことって結構大人になってからも忘れてなくて、自分は同じようなことしないようにしようって気をつけられてる気がする。
あと子どもの頃自分がしてしまって後悔してることも、同じように忘れてない気がするな。
あーあと5話もよかった。
いつも行ってた駄菓子屋のパリばあが亡くなってお店が閉まり、店先に貼ってあった張り紙をみてパリばあにも名前があったことを知るの。
そこから続けざまに彼らの大事なものがなくなって、みんなで弔うんだけどその姿が愛おしくてしょうがなかった。特にあの鍵盤ハーモニカ……。
不吉なことが続いたことで、山ちょが風邪で学校を休んだのも心配になったみんなが山ちょの家に急いで行くところもよかった。
子ども心に、素直な心に触れてしまった。出演は全員大人なのに……。
わたしは子どもの頃のことなんてほとんど忘れてしまったけど、忘れててもきっとちゃんと積み重なってると信じたいし、できれば今後も小学3年生くらいのマインドですべてをやっていきたいよね。