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ドラマ記 ネタバレしかない

愛してるって毎日言う (恋するアプリ Love Alarm S1,2)

心を同期して好きな人のアラームを鳴らせる/自分のことを好きな人にアラームを鳴らされるアプリの存在が当たり前になった世界の話。ラブが唐突でかなりよかったです。

好きな人に自分のアラームを鳴らしてもらえたらそれはそれはロマンティックだろうな。

 

だけど、アラームが鳴ってるから私のこと好きなんでしょ!とか、鳴ってないから好きじゃないんでしょ!とか、アラームが当たり前になったら絶対に決めつけてしまう。

アラームが鳴ったから恋人になって、アラームが鳴らなくなったから別れる。どんどん自分の心も相手の心も観察をしなくなっていくのかな。

ジョジョとヘヨン、ソノとユクチョは、それぞれ片方がアラームを鳴らさない中でお付き合いをしていて、ジョジョもソノも、相手のアラームを鳴らせない不安感を持ちつつアラーム以外での愛情表現を模索してた。

 

アラームで気持ちを伝えるのが当たり前の世界で、アラームが鳴らないけどあなたのことを好きなんだよと伝え続けるのはたぶんすごい努力と精神力がいる。

ヘヨンとユクチョも、相手の気持ちを信じる根気がすごい。いつか鳴らしてくれるだろうってね。

 

相手の気持ちはそもそもわからないはずのものだけど、やっぱり自分の心の動きに鈍感になってしまうのはかなしい。もしかして好きかも…!って思うことがなくなるってことだもんね。

ジョジョとソノみたいに、アラームは鳴らないけどわたしはこの人のことを好きなはずだって強く思えたらすてきだよね。

 

好きな気持ち、バレたくないのにアラームが鳴ってしまうことだってそれは恐ろしいけれど、いちばん恐ろしいのは大好きだった人のアラームを鳴らせなくなったときだろうな。好きな人にアラームを鳴らしてもらえなくなるのも寂しいだろうけど。

 

どうして一度好きになった人のことを好きじゃなくなってしまうんだろう?時間がそうさせるのかな…

好きなところが見えなくなってきて、嫌なところがどんどん気になってくるんだよね。よくある話だね。

aikoアンドロメダで、交差点に君が立っていてももう見つけられないかもしれないって言ってたみたいに。

昔は誰よりはやく見つけてたよ、どんなにたくさんの人が流れ込んでくる改札前だって、ハチ公前だって、すぐに見つけてたよ。ってね。そういうことはあるんだろうな。わたしにもありました。

でもなー、アラームがあったら相手を探すどころか、10メートル以内にいたら鳴っちゃうんだもんな。ロマンティックなのかどうなのかわからなくなってきましたね。

 

ジョジョが盾を使わなければヘヨンのことを好きにならなかったかもしれない(ソノへの気持ちが消えなかったかもしれない)、というように、アラームで日々確認しあっていることで保たれる気持ちというのがあるんだろうな。やっぱりうれしいもん。

よく「最後に愛してるって言われたのいつだっけ?」みたいなセリフあるけど、それがないんだもんね。10メートル以内に踏み込んだら、自動的に相手が自分をどう思ってるか確認しあえる。好きだよって、1日に何度もね。いいね。

 

愛してるって毎日言おうって思いました。愛してるよって、好きだよってたくさん言おう!